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イタリア > ファットリア・ヴィティッチオ

ファットリア・ヴィティッチオ

ファットリア・ヴィティッチオ
イタリア トスカーナ
キャンティの心臓部、グレーヴェ地区に位置する1996年創立のワイナリーです。妥協のないワインづくりは、1990年の春夏雨ばかりで最低の収穫だったため、全くワインを造らなかったという徹底ぶりなのです。
長年、取引しているアメリカの輸入業者は、彼のワインだけは購入前に試飲を必要としないというほど、その高い品質に信頼を置いています。土地に合ったクローン種、酵母も厳選したものを使用し、「イル・カボナイオーネ」のオーナー、ヴィットリオ・フィオーレがコンサルタントを担当しています。彼の基本は、ぶどう本来の力を殺さない事です。

キアンティ地区といえばガレストロ土壌が有名だが、グレーヴェ・イン・キアンティにあるこのヴィティッチオの畑は粘土質が主体で、1ヵ所だけに、まるでシェリーの産地のように真っ白な石灰岩砕石に覆われた、石灰分80%という驚くような土壌がある。粘土質でできるサンジョヴェーゼはグリップと精妙さに欠け、ピュアな石灰質土壌では固いワインとなる。伝統的なキアンティならば限界もある。昔なら諦めたのだろうが、今のトスカーナは違う。オーナーのアレッサンドロ・ランディーニさんは76年の時点でプロモーションのため訪れたニューヨークでカリフォルニアワインの魅力を知り、80年にはナパ、ソノマを訪れて研鑽を積み発想を切り替えた。「アメリカは伝統がないだけに、なんでも実験し、結果が良いものを採用するという素晴らしさがあります。」粘土質からはカベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョヴェーゼのブレンドである「モニーレ」を88年から造り、石灰質土壌には粘土を客土して土壌改良を若干行ない、サンジョヴェーゼを新樽に入れて熟成させた「プルナイオ」を85年から造った。両者はまったく異なるタイプだが、どちらもそれぞれの特徴を生かした個性豊かなワインである。
--ワイナート12号より
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