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イタリア > ヴィラ・カファッジョ

ヴィラ・カファッジョ

イタリア・トスカーナ
14世紀からの歴史を持つ古いワイナリーです。現在の所有者ファルカスファミリーの所有となったのは1967年。以降オーナー兼醸造家のステファノ・ファルカスのマネジメントで区画整理された畑、導入された設備で最高のぶどうを育て上げます。
1970年代始め、ステファノは従来のキャンティ・クラシコの品質を向上させるべく、従来の形式にこだわらないワイン造りに着手、20haの区画を新たに購入し、サンジョヴェーゼ・トスカーノとサンジョヴェーゼ・グロッソの栽培をはじめます。そして1986年にはカナイオーロに接木したカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に着手。現在にいたるまでクローンの改良を繰り返し、今日キャンティ・クラシコをはじめ、2つのプレミアムワインは彼のこれまでのワイン造りの集大成とも言うべきレベルに達しています。現在所有畑の総面積は約40ha。年間生産量270,000本。畑は標高400mに達するConca d’Oro(黄金の椀状地帯)とよばれる土地。この標高の高い盆地のミクロ気候は安定した高品質のぶどうを産む地域として昔から貴重な存在です。栽培するぶどうの85%がサンジョヴェーゼ。15%はカベルネ・ソーヴィニヨン。サンジョヴェーゼ100%で造るキャンティクラシコ、キャンティ・クラシコ・リゼルヴァを中心に、限定生産の2つのスーパートスカーナ、サンジョヴェーゼのサン・マルティノ、カベルネ・ソーヴィニヨンのコルタッチオを生産し、果実味溢れるバランスの取れた味わいは各専門誌で高い評価を受けると人気も急上昇しているワイナリーの一つです。 
ステファノは常に“良いワインは良い土壌から”を提唱し実行してきた醸造家です。そして彼が上質のぶどうを育てる上で最も重要とする5つの要素、高度、向き(南)、良い苗木(クローンの改植)、剪定、そして天候。これらは全て収穫前までの要素で、いかに設備を充実させても、高価な新樽を用いても、テロワーが良いものでなければよいワインはできないと考えます。逆によい土壌を用意し、丁寧に手入れをすれば自然とよいぶどうが育ち、良いワインになると言います。テロワーこそが最も重要な要素であり、醸造家はぶどうが正しい方法でワインに育つのをただサポートすれば良いとい強い信念を貫いています。そのため彼は一日の大半をセラーではなく、畑でぶどうの育成を見守ります。畑へのこだわりは、全ての所有する畑が南向きの斜面であることからもうかがえます。
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