会員様専用ページ
商品カテゴリ
商品検索
|
レ・マッキオーレ
|
イタリア トスカーナ |
マッキオーレは、最高の地ボルゲリのトップワイナリーと評価され、最高のワインが造られています。
ワイナートNO4でもご紹介されました。参考にして下さい。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
トスカーナワイン好きが今年競って買い求めたワインといえば、ボルゲリにあるレ・マッキオーレのパレオ・ロッソである。世界中で人気が高く、日本への割り当ては1200本だというから、買いそびれた人も多いだろう。パパレオ・ロッソの95年はもちろん良いワインだが、今から皆が持ち望むグレートヴィンテージである97年と98年はさらに良い98年はさすがに暴れていて強靱なタンニンにただただぶちのまされるだけだったが、97年の凝縮度と壮麗な香りには心酔した。
しかし、実はもっとすごいワインがレ・マッキオーレにはある。ワインショップでは最も目立つ場所にうやうやしく飾られ(それでもダミーボトルだけで現物はない)、フィレンツェのテノテカ・ピンキオーリのソムリエが絶賛し、また彼らがリストに載っている事を自慢する、メルロ100%のメッソリオだ。ところがこれこそトスカーナに来なければ絶対に入手できない、いや、来たところで難しいワインなのだ。まだまだ見たことも聞いた事もない人が多いのはしかたがないが、さすがに情報の早い日本のイタリアワイン好きの間ではもう噂が高まっているらしい。 実際に今回のテイスティングで全ワイン中の最高得点を獲得したのが、このメッソリオの95年だ。ボルゲリならではの濃厚な果実味が爆発する、おそるべき凝縮度をもったワインである。さらにはボルゲリでは極めて成功した年である98年のワインをバレルテイスティングしたのだが、これはもう恐ろしいほど濃厚で、パワフルで、ふくよかで、堂々とした果実が迫る、今回テイスティングしたワインの中で最も印象に残ったワインのひとつであった。 この凝縮度はまさにボルゲリの特徴をよく生かしたもの、といえる。そもそもボルゲリはキャンティなどと比べ、はるかに温度が高い場所。植樹する時期も、キャンティでは3月、モンタルチーノでは5月まで待たないと霜害がおきるそうだが、ボルゲリでは2月でいい、という。 ワイン造りに関する考えは、ルカ・ダットーマをコンサルタントにしているだけあり、ブドウの純粋な力を引き出そうとしているようだ。メッソリオはメルロ100%だし、スクリオはシラー100%。・・・・・・・・・・・・・・そのあまり細かいことの言わないイタリアのワイナリーが多いなか、ここはバイオロジックな栽培をこころがけている。一方、薬品は昔ながらに硫黄だけを使用するという。そして、ボルゲリは土壌を肥沃すぎるため、ブドウの樹の成長を抑制することが大切だといい、株密度は以前の畑で1ヘクタールあたり5000本。今年2月の植樹分ではなんと1万本である。
そして1本の木から4、5房にとどめる、といったように、とにかくブドウの凝縮度を高める努力をしているのだ。 すなわちメッソリオのパワーは、土地、思想、技術が同じ方向を向いているがゆえに増幅された、考えぬかれた結果なのである。 |
|