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フランス・ブルゴーニュ > ドミニク・ローラン2003年各種

ドミニク・ローラン2003年各種

 
最新ヴィンテージ2004年について

低価格でありながら、超満足感のある、超お買得ワインがきっと見つかる・・・。


以下ドミニク・ローランより
2004年の収穫は大成功した事、ドミニク・ローランは勝ち誇っています。ベテラン生産者達も、収穫時期は慎重になります。ワインの出来が左右されてしますからです。

そう、2004年はちょっと難しかったのです。一部の生産者達は、早々に雨の中9月20日頃には収穫を開始してしまいました。しかしドミニク・ローラン、また彼と契約している農家はちょっと我慢!・・・・数日間待ちます。雨の中の収穫と、太陽が出ている良い天気の中に収穫するのとは、ワインの出来が大きく違ってしまうのです!!

結局収穫を10月4日頃まで待つ事に!この2週間の差がワインの出来を大きく左右したと言っても過言ではないでしょう。収穫を遅くするのも危険で、〜結局、掛けのようなものですね!

10月のさわやかな気候が、醸造工程を後押ししてくれました。多種多様の添加物や、果汁抽出用に使われる近代技術は、しばし好ましくないアロマをつけてしまいます。その反対に、伝統的ブルゴーニュ地方の醸造法、つまり葡萄を房ごと使用する方法を可能にし、それが2004年の成功の秘訣でした。この方法で、互いに全く正反対の年であった2004年を 2003年同様に成功させたのです。ここには、何の関連もありません。それどころか、今までの我々のやり方の正しさを証明してくれるのです。それと、私が15年来言い続けているシュール・リーによる熟成が、今一度成果を出しつつあります。これらの方法により、私のグランブルゴーニュの醸造方法に自信をもたせてくれました。
 
私のワイン造りのポリシーは、ぶどうの潜在能力と創造性を大きく引き出すことにあります。しかし、その哲学は、シンプルゆえに極めて難しいという原則があり、それを常に可能としている人はごくわずかであると考えます。2004年のような複雑な年こそ、それぞれの分野において、的確な判断と、熟練した技術が求められ、他のヴィンテージでは、ゆるされた小手先の巧みさや、幸運はこのヴィンテージでは全く通用しないものでした。それだけに私が2004年を成功のヴィンテージと判断できるのは、すなわち己の技術にも自信を持つことが出来た瞬間です。皆様はこの2004年を飲まれてどう判断するか。全ての人が私と全く同じ結論に達するとは思っていませんが、きっと多くの方が、納得していただける出来になったと信じています。
ぶどう栽培者の厳格な仕事と私の妥協なき醸造哲学に則ったワイン造りを十分に堪能していただけると思っています。
ドミニク・ローランについて:
1956年10月13日、スイス国境近くのフランシュ・コンテ地方生まれ。代々の家業のお菓子屋の跡取り息子として、お菓子づくりに精を出していました。ワインが大好きな家庭環境の中、やがて彼自身もワインに夢中になり、1978年から友人のベルギー人ワイン愛好家に依頼されて美味しいブルゴーニュワインの発掘・紹介をするようになりました。よいワインを求めてブルゴーニュに通ううち、自分の納得する品質のワインがあまりにも少ないことに気づき、ならば自分で造ろうと一念発起。彼が目指したワインは1920年代〜1940年代のブルゴーニュ黄金時代に生まれたワインで、骨格のしっかりした、薫り高い果実味豊かな赤。当時を支えたワイン造りの名人達はすでに引退して暇を持て余しており、彼らのもとへ足繁く通い話を聞くことで、ブルゴーニュに代々継承された伝統的なワイン造りのノウハウを習得しました。1989年、ネゴシアン業をスタート。当時は家のお菓子屋のガレージでの開業でしたが、間もなくニュイサンジョルジュに移り、本格的な活動がはじまりました。1993ヴィンテージ頃から話題になりはじめ、1995ヴィンテージのロバート・パーカーの高評価によって大ブレークしました。今日、ブルゴーニュを代表する気鋭のネゴシアンとしての地位を確立しています。


老名人達から学んだブルゴーニュ黄金時代のワイン造りの方法を基礎としつつ、彼は独自の醸造方法を確立し、実践しています。ドミニクのワイン造りの哲学は、言葉がひとり歩きしている感のある”新樽200%”とかよりもむしろ、一言でいえば”温故知新”で、ブルゴーニュの昔ながらの醸造法にこだわることにあります。
彼が強調していたのは、それは単なる”懐古趣味”などではなく、彼なりにワインの品質にとってベストな醸造法は何かと細部まで考えた結果、結果的にほとんどの工程が昔のやり方になった、ということです。
思想の根本には、できるだけワインに外的負担を与えない、そのためにはゆっくり手作業でするのがよい、ということがありますが、この思想はお題目的なものではなく、実際の個々の醸造作業における合理性の検討結果に基づいたものです。
例えば、オリ引きはすべて昔ながらの器具を使って手作業で行いますが、「見た目は非合理的だが、この方が樽内のガス(CO2)をうまく逃がせる。結果的にはこのやり方が最も合理的」。また、ドミニクは醸造工程においてポンプを使わないことに非常にこだわっており(そのためにほとんどのワイン移送作業が手作業になります)が、これも、「ポンプを使うとワインに余計な外圧を与えてしまうことはもちろん、移送途中で酸化するリスクが高まり、SO2を余分に入れなければならないので」。尚、ドミニクはビン詰め前にごく少量のSO2を加えるのみで、彼のワインは実質的には昨今話題の”自然派ワイン”なのですが、「SO2は少なければ少ないほど、ワインの品質は向上し、長期熟成も可能になると僕は考えている」そうです。
「良いワインを造るために最も需要なのは、ぶどうが完熟して健康であることですが、”人間がどのように醸造したか”ということも、ワインの品質に大いに反映されます。表面的及び経済的な合理性を求めるあまり機械を使って造ったワインは、機械で造ったワインの味がします。醸造をできるだけ手作業で行うには、多くの汗と手間を伴いますが、それらははっきりとワインの美味しさとして表れます。」


 
ドミニク・ローランは、森をもっているそうです!トロンセの森です。そこから生まれた樽なんですね。4人の職人を使って年間500樽を造るそうです。森から木を伐採する時にもこだわりがあります。夜に伐採するそうです。しかも月の出ている夜ではなく、真っ暗な夜に!!月の出ていない夜は木の養分が上がらず下がったままなのでその時をねらって収穫するそうです。
こんな素晴らしい樽だから、いろいろなところから「樽を譲ってくれ〜」と来るそうです。そして唯一ドミニク・ローランの樽を譲り受けてワインを造っているところがあります。
それは、あの >>>>クロ・ド・タール<<<< です。

 
       
 
--ヴィエイユ・ヴィーニュの使用について
商品にVVと表示さてているものはヴィエイユ・ヴィーニュ(古木から造られている)です。ご了承下さいませ。
彼が樽で買い付けるワインを選ぶ際の基準は、ヴィエイユ・ヴィーニュのぶどうからつくられていること、手摘みで収穫されていること、除梗は50%までであることなどです。ヴィエイユ・ヴィーニュのぶどうを使用することはアンリ・ジャイエのワイン哲学のひとつでもありましたが、これによって自ずと収穫量の低い、果実の成分や風味が凝縮されたぶどうを使用することができます。

--マジック・カスクについて
彼が新樽の使用にこだわるのは樽香をつけるためではなく、ワインに自然な酸素をゆっくりと供給し、澱との相互作用によってワインを生き生きとした状態に保つためです。したがって、樽を選ぶ基準は内面の焼き具合ではなく、目の細かさなどになります。1999ヴィンテージから、通称“マジック・カスク”と呼ばれるドミニク・ローラン特製の樽を導入しました。彼自身が職人とトロンセの森に出向き、樹齢200〜300年の木の中から選抜、暗闇の夜に伐採し、乾燥させ、削り、樽に仕上げたものです。彼は澱引きをせず、シュール・リーによって澱とともにワインを約18ヶ月熟成させます。澱の主成分であるワイン酵母と新樽の相互作用によって、樽香はあまり強くない、より味わい豊かなワインが生まれます。現在、ドミニクの工房で造る”マジック・カスク”は各国の一流生産者からの注文もあるくらいです。