ロバートパーカーの評価四つ星★★★★(EXCELLENT)
数あるドメーヌの中でも非常に高い評価を得ています!
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ヴォーヌ・ロマネ村で5代の歴史をもつ優れたドメーヌです。1993年に醸造責任者が当主の娘婿にあたるパスカル・ラショー氏に変わって以来、化学肥料の使用を最小限にし、新樽の比率を上げ、清澄・濾過の工程を廃するなどの改良に取り組み、劇的に品質が向上しています。元薬剤師の肩書きを持ち新進気鋭の醸造家として注目される、パスカル・ラショー氏は自らの醸造家としての任務を、“果実味豊かで繊細、しかも長期熟成のきくワインを造ること”と語ります。 |
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ヴォーヌ・ロマネ村のロマネ・サン・ヴィヴァン、クロ・ド・ヴージョなどの最上級の畑を中心に、コート・ド・ニュイ地区に14haの畑を所有する。栽培の担当はラショー氏を含め4名で管理、除草剤を一切使わず化学肥料も必要最低限の量でまかなう。グリーン・ハーヴェストをこまめに行い、質のよい葡萄つくりを心がけています。リュット・レゾネ(減農薬農法)を実践しているが、そのことを売り文句にすることに興味はないく、作り方よりよりも出来上がりにこだわりたいとラショー氏は言い切る。「よい葡萄からよいワインが出来る」という、信念のもとブドウ栽培を行っています。 |
600Lの大樽で醗酵します。(通常ブルゴーニュでは228L)
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新進気鋭という肩書きが物語るように、新しい技術を意欲的に導入し、新樽の比率を上げ、600Lという大きな樽で仕込む(通常228L)実験的な試みも行っています。
また清澄・濾過の工程を廃するなどの改良に取り組み、果実味が豊かで繊細、しかも長熟タイプというワインを目指し劇的に品質を向上させた。
「ワインを作る上で人が手を出せる部分での努力は惜しまない」とラショー氏は言う。「しかし、ワイン作りの七割は葡萄出来で決まる。あとはワインの声に耳をすまし、コントロールとアドヴァイスをするだけ。」彼が意欲的に導入した数々の技術も、「よい葡萄をよいワインに仕上げる」までの当たり前の行為というように受け取れてしまうほど、彼がワイン作りに注ぐ情熱は、純粋である。 |